令和5年12月17日（日）、東京医科大学で東日本支部研修会が開催されました。

最初の講義は、良導絡技術指導部長の佐藤秀治先生の「入門Ⅰ、良導絡概要、良導絡体系、測定準備、歯痛ワンポイント実技」でした。流暢でユーモアたっぷりの語り口にて良導絡入門篇の真髄を説明していただきました。終盤は良導絡自律神経調整療法を利用した歯痛に対する治療法解説でした。上歯痛にはH6大腸良導絡に、下歯痛にはF6胃良導絡に反応良導点が出現することが多く、応急処置として上歯痛なら温溜、下歯痛なら足三里、内庭に刺針通電してみるとよいそうです。この後歯痛のある患者をモデルに実技演習もあり、内容の濃い「入門Ⅰ」でした。

今回も大変有意義な東日本支部研修会でした。講義を糧に、知識も技術もアップして、良導絡自律神経調整療法を実施して、患者さんの幸せに貢献しましょう！

レポート：西勝久

前半の臨床講座は佐藤秀治先生の「良導絡自律神経調整療法実技～鬱症状の治療～」でした。基本の測定から診る現代医学的・東洋医学的分析を踏まえ、基本調整から６項目にわたる治療スキルを網羅し、テンポよく心地よいリズム感のある臨床を実演してくださいました。明日の臨床に活かせるありがたい内容でした。良導絡の歴史をたどるコーナーもあり、良導絡を２００％味わえる講演でした。

レポート：東日本支部　白井百合

2020年8月23日にオンラインで開催された第592回東日本支部良導絡研修会。

■「自律神経失調症の治療実技 － フィンガー反応良導点とEATP治療」
　新船橋はりきゅう整骨院
　院長　佐藤秀治先生

　講義は自律神経患者の評価方法や良導絡チャートの読み方などを、実技では佐藤先生が実際の臨床で行っている良導絡基本調整、低周波通電、箱灸を紹介。

鍼灸治療の刺激に強い人と弱い人では「どのように治療を組み立てるのか？」を丁寧に解説。鍼の手技では雀琢以外にも屋漏術、刺鍼転向法、随鍼術などの手技を駆使しながらドーゼを調整されるのは見ごたえがありました。

レポート：中村彰宏

日本良導絡自律神経学会
第585回東日本支部良導絡研修会

良導絡臨床講座にて、
「整骨院における良導絡治療 」〜時間的制約の中でいかに良導絡治療をまとめるか〜
について講義してきました。
内容は、炎症や疼痛時に直流鍼を使い症状を改善させる治癒機序。鍼によって体内からオピオイド物質を発生させ多幸感と鎮痛を促す機序、頭皮鍼を使い精神的安定を促す機序など、講義と実技とに分けて行って来ました。

以下 当会員の阿部和哉先生の感想レポートをご覧下さい。

[阿部和哉先生の感想レポート]

これらの矢の講義をしていただきました。
オピオイド、アデノシン、エンケファリンという普段患者さんが耳にしないような難しい説明も「矢」という比喩を使うことでとてもわかりやすかったです。
講義のあとは、実際に佐藤先生はどのように治療しているのかを実演していただきました。
たったの15分の治療ですが、素早い動作でボリューム満点な治療でした。
頭部の矢は私も明日から臨床で役立てたいを思いました。